香りの記憶
香りには昔の記憶を呼び起こす力があります
通りすがった人が昔付き合っていた人と同じ香りだったりすると
もうその頃の映像が出てきたり
気持ちまでタイムトリップしてなんかドキドキしてしまう♡
ちょっと前に流行りましたね
瑛人さんの「香水」♪
別に君を求めてないけど
横にいられると思い出す
君のドルチェ&ガッパーナの
その香水のせいだよ
香りの記憶は脳の大脳辺縁系にある
「海馬」に保管されています
同じ香りをキャッチすると
その情報を脳が呼び出してきます
このしくみを
「プルースト効果」と言います
フランスの小説家「マルセル・プルースト」の著書
「失われた時を求めて」が由来になっています
マドレーヌを紅茶に浸して食べた時
その甘い香りと紅茶の香りから幼少時代を思い出すのです
私はアロマ講師をしておりますので
自分でブレンドする以外でも
たくさんの香りに触れる機会が多くあります
生徒さんの創る香りに
とても懐かしい気持ちになりました
石けん用のブレンドでしたが
甘い香りとフルーティーな香りが合わさった
なんとも美味しそうな香り
小さい頃、母の買い物によく付き合わされていたのですが
人は多いし、喉は渇くし、面白くないし
唯一楽しみにしていたのが
帰りに「ミルクスタンド」へ寄って
好きな飲み物を買ってもらうこと
私はいつも
コーヒー牛乳にするか
マ○ーという乳酸飲料がいいかで迷っていました
まさにその乳酸飲料の香りなんです!
いつまでも嗅いでいたくなる
そんな懐かしい思い出の香り
生徒さんのおかげで思いがけず
幼かった頃の私、若かった母のこと
ふと思い出に浸る時間になりました
香りのストーリーとともに
ちょっと心が温かくなる
元気になれる
忘れかけていた気持ちが蘇る
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